マーケティングで選挙に勝つには4 「ソーシャルメディへのテコ入れ」

People Looking up at Social Media Icons

2012年、オバマ氏の選挙キャンペーン・チームは、緻密に計算されたソーシャルメディアを使った戦略を打ち出してきた。

その一方で、有権者の目にはロムニー氏はただの65歳の実業家として映ったかもしれない。後にロムニー氏と彼のアドバイザーは、オバマ氏のキャンペーンがとてもキャッチーだったと語っている。10月19日、フロリダのデイトナビーチで行われた演説集会で、ロムニー氏は未来へのマニフェストがないネガティブな選挙運動を行っているいると批判した。これがロムニー氏にとって大きな過ちだったことは言うまでもない。

ソーシャルメディアを戦略に取り入れていたオバマ氏は、有権者とソーシャルメディアを通したリアルタイムコミュニケーションによって、ロムニー氏の批判を自分の見方にしたのだった。ビヨンセやマドンナと言った著名人までもがソーシャルメディアでオバマ氏を支持するようになり、オバマ「ブランド」はさらにその魅力を増していった。その後は、言うまでもなくツイッターやフェイスブックでオバマ氏の名言や政策などを発表し、オバマの「ブランド」を強化していったのだった。

5へ続く..

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